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CAREER CROSS TALK キャリア入社座談会

CROSSTALK

PROFILE

人事部 人事グループ
デザイナー|2020年入社

基幹システムのパッケージシステムの開発企業、人事給与システムのパッケージシステムの開発企業を経て入社。MS&ADシステムズには、子育て中に転職。育児のため、就業可能な時間に制約がある状態での転職活動は難しいかとも思ったが、特にハンデも感じず当社への転職が決まったと言う。

団体システム部 団体明細グループ
プランナー|2015年入社

新卒時にはMS&ADシステムズのパートナー会社でもあるシステム会社に入社。理学部数学科の出身で、先輩たちが進んだ先として多かったことからSEの道を選ぶ。学生時代からオーケストラでチェロを担当しており、今も大学OBの団体の一員として年に3〜4回、東京芸術劇場などで演奏している。大学時代の仲間でホルン奏者の妻とともに、新築の自宅には防音室を備えた。

代理店システム第一部 代理店顧客グループ
グループ長|2009年入社

2000年に新卒で国内大手自動車会社のシステム部門に入社。そのときの志望理由は、趣味の「車」と「パソコン」の両方に関われるから。独身時代は自動車レースの一種のジムカーナに熱中し、給料の大半をタイヤ代やオイル代に注いでいたとか。現在は運動不足の10歳の長男に付き合って体を動かし、鉄道好きな6歳の次男と共に近郊の鉄道を乗り歩く、よき父親。

CHAPTER 01安心とやりがいを両立できる場所

みなさんが転職した理由と、MS&ADシステムズを選んだ理由を教えてください。

前職では国内大手自動車会社のシステム部門に在籍していました。しかし、その部署が縮小・廃止に向かい始めて、販売部門へ異動する可能性が高まったことが、転職を考えたきっかけです。
MS&ADシステムズを選んだ理由は、偶然、やりたいと考えていた上流工程を担えるポジションでの募集があったから。さらに正直に言うと、自分の職場がなくなるかもしれないという経験から、「大手保険会社のシステム部門」で「社名に旧財閥系の名前が2つもついている」、絶大な安心感も大きかったです(笑)。

私が在籍していたのは独立系のシステム開発会社で、MS&ADシステムズのパートナー会社でもありました。そこで担当していたのも、主にシステムズの案件。転職する3年ほど前には、今所属している団体システムのチームに「社員支援」という形で常駐していました。ただ、当時は三井住友海上やあいおいニッセイ同和損保といった保険事業会社とMS&ADシステムズがどのようなやりとりをしているかまでは見えず、あくまでサポート役だったんです。その立場だと、何かを大きく変える仕事をすることは難しい。そんな思いがふくらみ始めたとき、MS&ADシステムズがキャリア採用をおこなっていることを知りました。
常駐していた時、職場の雰囲気の良さは肌で感じていたので、迷わず応募しましたね。人間関係の上では社員と社員支援の壁は感じさせないし、チーム長も先輩も、仕事だけでなくプライベートな相談にも乗ってくれる方ばかりです。

確かに、外から見ていても、いつも皆でワイワイ話してて、楽しそう。男子校の部活みたい。

確かにそんな感じかもしれません。今は在宅勤務が主になったので、あまりワイワイできなくて少し寂しい(笑)。

私はMS&ADシステムズが3社目で、前職では人事給与システムのパッケージベンダーでシステムエンジニアとして働いていました。在籍中に出産しましたが、会社の組織変更などもあって仕事と子育ての両立が難しくなり、転職することにしたんです。ですから、仕事と子育ての両立ができることが、当社を選んだ大きな理由になっています。当社は制度が充実していて、子育てをしながら働いている社員が多く、安心して入社を決められました。
保険事業会社の戦略に則り、さまざまな大規模開発を経験できそうな点も魅力で、仕事も子育ても充実した働き方ができると感じました。

人事部に配属されていますが、そのあたりはいかがでしょうか。

私は前職で人事給与システムに携わっていたからか、採用面接の時に「人事に興味はありますか?」と聞かれていました。その場で「はい」と答えたため、配属されたのかなと思います。人事部に所属することになるとは思っていなかったので、配属先を聞いた時は驚きました(笑)。

CHAPTER 02本部長にも気軽に相談できる風通しの良さ

入社前後のギャップや、働き始めて新たに発見したことはありますか。

仕事内容や職場の雰囲気は入社前から知っていたので、悪い意味でのギャップはありません。良いギャップは、「風通しの良さ」ですね。大きな会社の役職者は「雲の上の人」というイメージを持っていたのですが、当社には本部長クラスの方々とも定期的に話す機会がありますし、普段から気軽に声をかけてもらっています。もの申すというと大げさですが、業務や会社に関して臆せず話せて、それを真剣に聞いてくれるのは驚きでした。

「風通しの良さ」は、会社として積極的に推進する流れになっていますね。私はグループ長として、若手にも上の役職の方と接する機会を増やすよう意識しています。例えば、進行中の案件で、要職の方へのレビューで説明担当を若手に任せたりとか。もちろん、任された方は緊張すると思いますが、そのぶんプレゼン能力も磨かれます。要職者への説明はグループ長やマネージャー以上、といった堅苦しい役職意識がないところはMS&ADシステムズの良い点ですね。

以前の会社とは規模がまったく違うので、働き始めてからいろいろな発見がありました。ひとつめは、異動ローテーションなど、人の動き・人材交流が盛んなこと。ふたつめは、さまざまな視点を持った社員がいることに驚きました。もともと当社は複数の会社が一緒になって生まれていますし、私たちのようなキャリア入社の社員も多く、多様な意見が聞けるので視野が広がります。

確かに、当社はさまざまなバックボーンを持つ人たちが集まっていますね。けれども決して派閥のようにはなっておらず、お互いの価値観や視点を認め合い、オープンな風土につながっているのは面白いところだと思います。

そうですね。どこ系の会社出身とか、新卒入社かキャリア採用かなど、新しく知り合った会社の人に聞かれることはないし自分も意識しませんからね。

一方で、制度をはじめとした「事業をおこなう上での芯」はしっかり確立されていますよね。私がこの会社に入って最初に驚いたのは、システム開発上のルールがすごく細かく定められていることでした。前職でも開発手順のルールなどはありましたが、当社は圧倒的に細かい。入社した当初は、ルールの確認をするのも大変で、正直に言うなら、面倒くさいとも思いました(笑)。
しかし、細かなルールは「私たち開発担当者を守る」ことにも通じるんですよね。もし万が一問題が起きたときも、私たちがしっかりとルールを守っていれば、担当者の責任までは追求されない。これは保険会社ならではのリスク対策だと感じますし、今では仕事をする上での安心材料のひとつになっています。
もうひとつ驚いたのは、研修がすごく充実していること。当社には階層別で必須のものから自分で選べるものまで、本当にたくさんの研修がありますよね。

研修が多いのは魅力ですよね。私が利用したのは、社内の他部署の業務を経験できるトレーニー制度。MS&ADシステムズではどんな風にシステム開発を進めているのかを知りたいと上司に話したところ、この制度を紹介してくれました。DX推進プロジェクトに関わる部署を選んだのですが、実際に開発現場の仕事を肌で経験できて嬉しかったです。

同じ開発部署の中でも、担当外のシステムの仕事を行うような実習をよくおこないます。同じシステム開発でも考え方や進め方に違いがあって、刺激を受けたり、視野が広がったりする貴重な機会になっていますね。

CHAPTER 03全体的に感じるのは、優しく堅実な風土

他に、「この会社に転職して良かった」と思うことはありますか。

自分でキャリアプランを考え、相談したり、挑戦の機会を与えたりしてくれる環境を得たことです。先ほども話に出ましたが、直属の上司やグループ長などと頻繁に面談する機会があり、さまざまな角度からアドバイスしていただけますので、自分のキャリアを考える上で良い参考になっています。
転職時に注力していた仕事と家庭の両立や、福利厚生の充実は期待以上でした。制度があっても職場の理解や協力がないから利用しにくいということもまったくない。世間ではコロナ禍で本格的に広がった在宅勤務も、もともと当社では家庭の事情などで必要な社員には認められていたし、男性で育休を取る方も割と早くからいたと聞いています(※)。
※当社では現在、女性だけでなく男性の育児休業についても100%取得を目指しています

そうなんですよね。私も子供が生まれたときには、有給休暇をフルに使って子育ての時間を作りました。産休や育休を理解する上司でありたいというポリシーがあって、自ら実践したというか。またグループ内のミーティングでもよく、仕事と子育ての両立について話しています。うちのグループには育休から戻って時短勤務中の方、時短から通常勤務に戻った方、これから産休に入る方などがたくさんいて、現場でサポートしながらうまく仕事を回していくのが当たり前の環境になっています。

私が転職して良かったと感じるのは、「上司が自分の仕事ぶりを直接見て評価してくれる」ことでした。「社員支援」だったときには、自分の会社から来ているのは私一人で、私自身や派遣先からの報告などを元に評価や処遇が決まっていました。転職後は、上司が直接見て評価し、改善点も適切に指摘してくれるので、納得感がありモチベーションも高まります。

キャリア入社だからこそ感じるMS&ADシステムズの社風はなんでしょうか。

真面目な社員が多い、という感じはしますね。海外のIT先端企業のように、フランクでおしゃれな感じになりたいけれど、結局まじめが出ちゃうというところもあって(笑)。これは別に悪口じゃないです。

確かにまじめで堅実、穏やかな人柄の社員が多いように思います。少し言葉を加えれば、やるべきことは計画を立てて確実に実行し、トラブルが発生したときに個人を責めず、何事も建設的に考える。同じ会社で働く仲間として、心強い方が多いと思います。

おっとりしていて、優しい社風ですよね。こういう仕事だと色々と大変なときもあるのですが、社内で激高している人というのは見たことがない。

CHAPTER 04これまでの経験を活かし、MS&ADシステムズの魅力を高めたい

MS&ADシステムズに入社して得たものはなんでしょうか。

嬉しいことに入社して間もなく、開発費32億円という大規模プロジェクトのプロジェクトリーダーを任せてもらったんです。その過程で百数十人ものメンバーを束ねてコントロールするスキルを身につけることができました。もちろん、最初は大変でしたよ。5年の開発期間の中で工程が大きく2つのフェーズに分かれていたんですが、最初のフェーズは失敗ばかり。その経験を活かすことで、大きなプロジェクトを回すスキルが確実に身につきました。

この会社に入って身につけたことは大きく2つあって、ひとつめは「発注者としての目線」。これまでは仕事をいただく「受注者」側の人間でしたが、今の仕事では、人事部が使うシステムをとりまとめ、依頼をかける「発注者」としての側面を持っています。発注する時は、企業や商品のどこに注目するのか。そうした目線を持つことができたのは、SEに戻っても活きる貴重な経験になっています。

もうひとつは、「伝える力」。人事部では全社的な案内を出すことが多く、その際の「伝え方」や「言い回し」に配慮できるようになりました。大勢に発信する情報は、書き方を少し間違えると問い合わせがものすごく増えたり、対応が大変になったりするんです。細かな配慮で人への伝わり方が大きく変わるということを経験することができました。

私も入社してからコミュニケーションの難しさと重要性を学びました。コミュニケーションは、相手に伝わらないと意味がない。入社後は保険事業会社の方と話しながら要件を詰めていく仕事が増えましたが、その方々はシステムの知識が豊富だとは限りません。ですから、システム関連の専門用語を理解しやすい言葉に置き換えるのはもちろん、相手の置かれた状況や背景まで理解した上で行動しないと、「伝わる」コミュニケーションは成立しないことを知りました。

最後に今後の目標や実現したいことを教えてください。

今の話の延長になりますが、「伝わる」コミュニケーション力を持った人財を増やすことです。今、私の周りでコミュニケーション力を重視している人が少ないことに危機感を感じています。私自身が仕事の中でコミュニケーションの重要性を示していかなければと思います。

入社前の私にとって人事部は予想外の配属先でしたが、その分、とても貴重な経験ができていると思っています。さらに経験を積み、人事制度の設計や社員募集など、まだ携わっていない人事全般の業務を知りたいですね。また、人事部ではまだアナログ的な作業がかなり残っているので、デジタルの活用でもっと効率化したいと考えています。

私が当面の目標にしているのは、「当社の開発スキルの底上げ」。仕方ないことではあるのですが、今のMS&ADシステムズの案件は、開発規模が大きいために社外発注するケースが多くなっていて、率直に言うと、独立系SEよりもシステムスキルは劣りがちなんですよね。私はずっと開発の仕事をしてきて、ものづくりが好きなので、MS&ADシステムズは技術力でも評価される会社であり続けてほしいと思っています。

今、当社にはコミュニケーション力に秀でたエンジニアもいれば、すごい技術力も持ったエンジニアもいます。ここから、さらに両方をバランス良く備えた人財が増えればMS&ADシステムズは、もっと魅力的で面白い仕事ができる会社になるのは間違いありません。私たちのようにさまざまな経験を積んだキャリア入社の社員がそこに一役買えたらいいですよね。